代表紹介
藤見尚子
北海道観光マスター、北海道フードマイスター
日台交流コーディネーター/旭川観光大使/中日翻訳者
旭川市生まれ。
慶應義塾大学文学部社会学専攻卒業。
厚生労働省外郭団体勤務、金美齢前台湾総統府国策顧問秘書を経て、2002年に渡台。
台北市5年、台中市11年、計16年台湾に滞在し、2018年夏より、札幌市在住。
2019年6月、「Office JTOne Hokkaido」を立ち上げる。
2019年11月に「北海道観光マスター」、2020年2月に「北海道フードマイスター」の資格を取得。
詳しいプロフィールと、台湾で取り組んできた仕事についてー
台湾と出会った20代後半
1990年代の後半、厚生労働省外郭団体で国際部門に携わっていた私は、台湾労働省で働く人たちと出会ったことで、初めて日本と台湾の歴史について深く興味を持つようになりました。日本と半世紀に渡って歴史を共にした台湾で、多くの台湾人が日本に対し親愛の情を持ち続けてくれているという事実は、それまで欧米にのみ目が行きがちだった私に、大きな衝撃を与えてくれるものでした。
1998年、台湾人の北海道旅行ブーム到来。
北海道の新聞に、台湾人観光客来道のニュースが頻繁に報道されるようになりました。東京で仕事をしていた私は、「台湾と故郷北海道を結び付けたい!」と、起業を決意。起業準備期間中に、評論家の金美齢氏(前台湾総統府国策顧問)と出会いました。この出会いが、私を「日本と台湾を結ぶ」仕事へと導き、2年間秘書として、事務所や日台交流サロンの運営、台湾選挙視察ツアーの実施など、「日台交流の最前線」で仕事をする機会に恵まれることになりました。日本と台湾の深い繋がりに心動かされる日々。「日本と台湾の橋渡し」を自分の一生のテーマにすることを心に誓いました。
台湾に暮らした16年間
2002年、結婚により渡台した私は、優しくエネルギッシュな人々、美しい景色、美味しい食べ物、日本へ注がれる温かいまなざし・・・数々の台湾の魅力にひきつけられながら、台北5年、台中11年、計16年の年月を台湾で暮らしてきました。
台湾では、研究所、企業等の日中翻訳・通訳のコーディネート、台湾民進党国際部の中日翻訳等に携わり、台湾労働部主催の台日過労死シンポジウム、北海道物産品嗜好調査サポート等、日台間のプロジェクトコーディネートにも取り組んできました。大学で台湾の学生たちに日本文化を教え、若者たちの日本に対する関心の高さを体感してきました。
2009年、故郷旭川の観光大使に就任。
台湾でのサイクリングブーム到来を目の当たりにし、北海道の大自然の中でサイクリングを楽しんで欲しいと、台湾の自転車メーカーGIANT社に北海道自転車ツアーの実施を持ち掛けました。ツアーが成功し、台湾人参加者の満面の笑顔は、私に北海道観光の可能性と魅力を再認識させました。そのほか、医療観光事業のサポート、中学校での台湾に関する講演など、幅広く双方を繋ぐ取り組みを行ってきました。
Office JTOne Hokkaido の立ち上げ
2018年夏ー札幌暮らし。
北海道に台湾からのチャーター便が飛び始めて20年。2017年に北海道を訪れた台湾人は、61万人に上っています。団体旅行から個人旅行へと旅のニーズは移り、旅行の楽しみ方も多様化してきました。インバウンドの活力を北海道の活力にしていくために、先ずは来道する観光客の期待や思いを知ることが必要です。
2019年6月、16年間の台湾生活で培った「台湾人目線」と、自らの「道産子目線」、両方を活かして、北海道の観光やビジネスの発展に寄与したいとの思いから「Office JTOne Hokkaido」を立ち上げました。観光、地域特産品、農業、教育など、様々な分野で北海道と台湾がつながり、関係を一層深化させていくこと、道民、台湾人双方がともに喜べる取り組みを進めていくことに寄与したいと考えています。
プライベートでは、台湾人の夫と子どもの3人家族。好きなものは、北海道のチーズ、台湾のフルーツ、台湾茶。チーズの中でもクリームチーズが大好きです。台湾では、フルーツ農園に行くのが趣味でした。グアバ、ライチ、パイナップル、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、柿、ブドウ、龍眼、柚子、イチゴ、オレンジ・・・・。訪れた農園で、生産者の方々の果物作りにかける思いを聞きながら、味わったフルーツの美味しさは格別でした。台湾の新鮮な果物がなかなか食べられない現在、台湾のドライフルーツを常備して味わっています。 (2019年6月)